フーコックの街と就職事情

タイ湾のカンボジア沿岸からわずか15km に位置するフーコック島は、アラジンの魔法のランプから登場するジニーのように細長く南端に伸びる島です。事実上、10年以上前まではあまり人々に知られることがありませんでしたが、現在ではニャチャンをベトナムのトップ観光地へ成長させようと計画されており、その柔らかい砂のビーチやヤシの木、澄んだ水に魅せられ、多くの観光客が足を運んでいます。カンボジアはこの島を コトラル と主張していますが、全長46kmのベトナム所有地で、沿岸沿いでは最大のアイランドとなっています。フーコックはハティエンからたった45kmの場所に位置しており、120km南下したところにはラックザーと呼ばれる港湾都市もあります。

地形や植物はデルタの他の地域とはかなり違う印象を受けます。フーコックはベトナムの歴史的有名人にとって条件の良い隠れ家でした。18世紀後半、阮王朝がタイソン兄弟からの攻撃を逃れるためこの土地を支配しました。1860年代に阮忠直も同様にこの地を統治しました。現在、800億人以上の人口と大量の現地特有の犬が(背筋の毛が立っている犬ですぐにわかるでしょう)が島に住み着いています。フーコック島の黒胡椒や、オリーブオイルとされている魚醤油(ヌオック マム)が特産品とされており有名です。

 

ムイネー村のように、フーコック島は、ホーチミン市に住んでいる海外からの移住者にとっての格好の居住地となっています。島の中心部にある空港の国際線がほぼ開通工事が完了し、2012年にオープンしました、この地域の将来は明るく感じます。都市化に伴いリゾート施設やバーが急激に増加し、現在道路は封鎖されていますが、フーコック島は未だパイオニアの向かう先という印象が残っています。ここから各地へ移動するには、トラックに乗せてもらい舗装されていない道を渡ることでしか交通手段がありません。ビーチは基本的にイベント開催などであっても無料で開放されています。雨季 (5 月~10月) を通して、フーコックは比較的穏やかな場所で、部屋の料金に関しては価格交渉が行いやすくなります。ピークシーズン (12 月–1月)には、宿泊料金は急激に上昇し混雑が予想されるため、事前予約が必要となります。

フーコックは成長途中のリゾート地なのでホテルが続々と建っており、外国人が働く場合はホテルなどのリゾート施設や観光産業になります。もちろん英語は必須となります。

フーコックは探検に最適な島で、街の渋滞もなく簡単にバイクで巡ることができます。現時点で島の70%が森林で占めており、北の丘は特に自然が豊富であることが特徴です。ここで探検をし帰るときには、道が未舗装のため赤土まみれになるかもしれませんので、服装などで対策をしましょう。運転中のヘルメットの装着は必須です。フェイスマスクをするのも良いでしょう。

特に島の北部では、唐辛子の植林を目にすることがあります。地元の人だと3メートルの木を登ることができますので、胡椒がなる木などはすぐに分かります。現地の人は観光客を喜んで歓迎し周辺を案内しています。また、フーコックの中心部には2つの渓流: ダバン渓流とチャン渓流が存在します。苔で覆われた大きな岩がある渓流では、1月から5月の間の乾季は、ぶどうの木のつるや小さな滝が乾ききってしまうため、あまり旅行にベストなシーズンとは言えません。

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ホーチミン市とブンタウ

ホーチミン市の車のクラクション音や強引な押し売りなどの喧騒から距離を置きたくなったら、1日を使い遠方に足を延ばすのも良いでしょう。ベトナムの公共交通機関は場所によっては回転率が遅く不規則ですので、日帰り旅行にはツアーガイドをつけることで、そこでの過ごし方のアドバイスをもらえたり、時間を節約でき効率よく予定のアレンジができます。都市郊外で人気の観光地には、一生記憶に残るような光景がいくつも存在します。クチの地下道は、かつてベトミン運動支持者の隠れ家でもあったのです。のちにベトコン中核グループの仲介地となった場所でもあります。タイニンには、独特な雰囲気を持つベトナム新興宗教「カオダイ教」の総本山が建っています。この2つは1日で見て回ることができますが、(ほとんどの人がそうしています)ただし、1日のほとんどを道端で過ごすことになりますので、身の回りの準備を万全にしてから出発しましょう。 

もう1つの楽しみ方は、都市の端にあるウォーターパークに行くことです。ホーチミン市の慌ただしさから一変し長閑な雰囲気が漂っており、気分転換には最適な場所となっています。ベンタウ周辺のビーチに降りる国道51号線から、メコン川が少し見ることができる南西部の都市ミトーに降ります。ビエンホアへ通り抜ける新しい高速道路まで北上し観光することは、ホーチミン市の混み具合や暑さを体験した後には良いリフレッシュとなります。

ホーチミン市からは水中翼船でアクセスができるため、ブンタウは日頃からストレスが溜まっている現地の人たちの週末の拠り所となっています。衛生上良くない箇所が見受けられますが、総じてみると、ブンタウは魅力的な場所です。”ボートの港”と称される通り、錨型をした岬から、サイゴン川の入り口まで、ホーチミン市は125kmに渡り南部に広がっています。かつては繁栄期の南フランス リビエラ地方を連想させるビーチリゾートとして発展した街でした。現在は海洋油の産業と近年徐々に発展しつつある漁業で、より商業中心の都市へと成長を遂げています。ホーチミン市の住民は現在も週末になると、ここに集まりのんびりと時間を過ごします。地域の人は町のビーチでの遊泳が好きですが、近年は清掃活動が行われているにも関わらず、景観は未だ改善の余地があるのが現状です。しかし、バイソウ沿いの遊歩道は滞在期間の長い駐在員には”ブラックビーチ”として知られており、夕方の散歩や海産物の軽食になる食材が豊富に採れる場所として有名です。

15世紀初頭には、ポルトガル船が市内の港の停泊地を不法に利用していたと考えられています。20世紀の変わり目には、この地域はキャップサンジャック”(ブンタウの旧名)として知られ、サイゴンに住んでいる人にとっては格好の気分転換の場所とされていました。政府は、フランス植民地時代の大邸宅をヌイロンやヌイニョという沿岸沿いの2つの丘に移行し始めました。ベトナム政治はフランス軍に完全に支配されていたのです。彼らが撤退し、共産主義政府が政権を握ったその矢先、1970年代後半にボート乗船客を乗せた水中翼船が失踪してしまったのです。

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ベトナム中部

小規模のこの国には、驚くほどコンパクトに観光地が密集しています。南部から来た観光客が最初にたどり着くのは、ホイアンでしょう。伝統的な素晴らしい建築物があり、その陽気な雰囲気とグルメが人気です。北部に足を伸ばすと、そこにはダナンがあり、バーやレストラン、洗練された新しい建築物が印象的となっています。都市の裕福さを前面にアピールしています。次に、かつてはグエン王朝の首都があったフエがあります。伝統的な王朝都市には宮殿の建築物や手入れが行き届いている中庭があり、まるで昔にタイムスリップしたかのようです。最後に非武装地帯(DMZ)として有名なベトナム戦争の跡地があります。現在物議を醸している北と南ベトナムを分割する場所がここにあります。

天候、料理、言語、さらには非武装地帯(DMZ)をまたぐベンハイ川の北側と南側の地域の特性の違いに気づくと思います。ベトナムはずっとこの地点で分けられていたわけではありません。最近は中国支配下の政治と文化の中心地域からドンコイの北側 ホアンソン山と、インド化されたチャンパ王国から南が国境でした。ベトナム独立国は17世紀に勢力を伸ばしたため、ベトナム軍は周辺にある国境に向けて南下しました。フエの近くにあるハイヴァン峠です。ここでもまたミーソン聖域での寺が制圧され王国が開かれた15世紀まで、チャム族が他国の侵攻を阻止していました。

それから、陳王朝と阮朝同士はこの同じ土地を巡り再び争い合ったのです。ライバル関係がついに爆発したのは19世紀にフエが国の都市になった時でした。阮朝はフエを帝国都市とし、そこに宮殿や寺、霊廟を建てたにも関わらず、戦争に苦闘しましたが、現在はベトナムの重要な観光地となっています。1954年にはベトナムは北緯17度線で分けられ、1975年の南北国境再統一までベンハイ川や非武装地帯(DMZ)がベトナムの国境となっていました。現在はあまり観光地としてオススメの場所ではありませんが、非武装地帯(DMZ)の荒れ果てた戦地は戦争で戦ったどちらの国軍兵士、また二国間の衝突で亡くなった市民にとっても辛い思いが残る記念碑となっています。

ダナン近くのチャイナビーチは、ベトナム戦争当時を思い出させる名前ですが、観光地はこれだけではありません。ホイアンの小さな川沿いの街は伝統色が強く、木造建築職人で活気に満ちたホイアンは特に素晴らしいのです。ホイアンから内陸側は他の地域へ向かう途中の町で、現在も巨大な建築計画が話題になっている最中、昔ながらのビーチが残っています。チャム族のスピリチュアル精神が活きるミーソン聖域は、草が生い茂る緑豊かな谷にあります。

この地域は北から南まで伝統的に天候が不安定で、一般的にはダナンやフエ周辺では9月から2月まで続く雨季には道路が分断されることも珍しくありません。フエは特に酷く、都市の年間降水量3メートルを考えると3月から8月までの乾季でも、豪雨に見舞われる日が数日あります。南部へ訪れるベストシーズンは2月から3月末の春で、気温と蒸し暑さが夏の最高記録(30度近く)に到達する前か、雨季直前の夏の終わりの時期でしょう。

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